どうも~、釣り場を移動中に厳つい釣り人から「上がってます?」と聞かれてしまい心の中で(それは温度なのか、水温なのか、はたまた気圧で魚が浮いてきてるかなのか……普通に考えれば魚釣れてますか?って意味だよな……)と一瞬のうちに自問自答した結果、「全然っすねぇ、ブッヒヒ!」と変な笑い方をセットにしてしまいドン引きされてしまったわぎです。
バス釣りって専門用語が多すぎて、わいみたいな初心者アングラーでは会話すらまともに出来ないのがもどかしいですw
そんな訳で1週間のうちで2回、手賀沼実釣に行ってきたのでその報告をさせて頂きます!
過去4回ほど行って手応えを得られなかった手賀沼でついに……ついに!!!!
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2月17日 曇りのち晴れ
釣りにいくぞ~とTwitterで報告すると、「気圧的に今日はありだねっ」と言われそういえばバスと気圧って関係あったなぁなんて思いながらも知ったかツイートで返信をしたのは朝の8時半。
夜勤の仕事をしており、夏場なんかだったら有利に朝まずめを攻められるのですが冬~初春にかけては朝まずめのメリットがなさ過ぎて中々手賀沼に乗り出せなかったのですが本日は最高気温が16℃と期待しても良いんじゃ無いかと思わせる暖かさだったので電車で10分ほどの手賀沼にやってこられた訳です!
「まだ冬バスと言ってもいい時期だし、ひたすらネチネチ攻めて釣るぞ! 釣ったるどおおおぉぉぉぉ!」
と心の中で叫びながら、北柏に到着していつも通りのポイントからスタート。
この北柏橋から常磐線までの範囲はマイフィールドと言っても過言じゃないくらいにはもう知り尽くしてしまいましたね。
仕掛けはこのフィールドで魚を釣る為だけに購入したドライブシュリンプの3インチを自作のスモラバに装着して気になったポイントをネチネチ。時には対岸のアシの付近までかっ飛ばしてネチネチ……。
まだ少し肌寒い気温のおかげかいつもは年中問わず賑わっているフナ釣り師も少なく、バザーの姿なんて一切見かけない。もちろんバスの姿も一切見かけることはなく、川の中には悠々と泳ぐフナと鯉だけ。
いつものポイントは特に反応も無く気配も感じられなかったので川沿いにドンドンと南下。秋から春にかけては川沿いも優雅に歩けて投げられるポイントも増えるので色んな釣りに挑戦出来て個人的には良い経験値稼ぎになりますわ。
北柏駅から北柏ふるさと公園手前の橋までの川沿いは全体が非常に浅く、ボトムがコンクリートのだったりしますが手前のカバーでは雷魚と思われる呼吸音が「ボコッ、ボコッ!」となっているので雷魚狙いの方なんかにはオススメのスポット。
北柏ふるさと公園までやってくると、思いのほかフナ釣り師が少なく(いつもなら10人は絶対に居る)かなり攻められるポイントが多くなっていたのでキャストをより意識した仕掛けは無いものかとタックルボックスとご相談。
「ハードルアー……は、下手っぴだし。ネチネチ攻めると決めたんだからワームだよなぁ。そして手賀沼用に買ったドライブシュリンプは使いたい……、ん? フリーリグとかどうなん?」
以前購入しながらも、なんとなく使うべきシチュエーションなんかがわからず放置していたフリーリグをセッティングしてみるとかなり良い動きをしてくれるドライブシュリンプ!! しかもかなり根掛かり濃厚そうなポイントに投げ込んでも平気で帰ってくるその性能に安心してしまい、ストラクチャーやカバー周りをガンガン、ネチネチ攻めていく。
反応はもちろん無いんですが、確実に攻められている。バスが居そうなポイントを全て攻めきれているという自身感がキャスト精度をドンドン上げてくれてネチっこい攻めにもテクっぽいものが生まれ始める!
対岸のカバーはギリギリにキャストしてその場で10秒以上ネチネチして回収!!
足下のカバーは沿わせて全方向しっかりとアピール!!
1キャストの回収まで5分以上かける意気込みでドンドン攻めて行く!!
その時!!
ゴツゴツ……!
(ッ!? 気のせいか……)
カバー沿いにゆっくりと引いてきたワームに魚とおぼしき当たりを感じるも、ここまでノーフィッシュだった経験が『魚じゃないよー、岩とかだよー!』と叫ぶ。
冬バスは当たりがわかり辛いとか聞いていたので、ここは安定策としてゆっくりとほんの少しだけ竿を立ててみると……。
コッ……コッ……!
間違いなく魚だと確信して、ゆっくり巻ながら竿を下げて……どちゃくそフッキング!!!!
ギュイイイインン!!
んおっ、冬バスってエロい意味でマグロみたいに力がないと思っていたのにガンガン引きまくる。と言うかおっきくないこれ?
永遠にも感じたファイトは恐らく1分ほどだっただろう。水面まで出てきたバスは『手賀沼で釣る初バスは20cmくらいだろう』という当然の予想を見事に裏切り、40cm近くはありそうな良いサイズのバスだった。
……だが、しかし問題が1つ生まれた。
※実際にヒットしたポイント
高さが2mくらいあるんす……。ラインは2.5号とは言えもう半年近く変えていないので劣化している事も考えられる。そんな中ぶっこ抜けるのかと言う不安が脳裏をよぎる……!
ッガ!!
近くのフナ釣り師に網を貸してと言う勇気がコミュ症の俺にあるわけも無く、一か八かロッドを深く持って、
一気に!!
ぶっこ抜くうううううううぅぅぅぅぅ!!!!
んおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
ついに初手賀沼バスを釣り上げる事に成功したぞおおおおおおおおぉぉぉぉ!!
なんの手応えも感じられないまま過ごしたこの数ヶ月間……この初バスという瞬間をこんな良いサイズのバスで迎えられるなんて……心臓がバックバク!!
早速、使われぬまま封印されていたメジャーを取り出してサイズの確認。
38cmのデカバス頂きましたあああああああああああ!!!!
いやデカバスと呼ぶには小さいだろって思われるかも知れませんが、この手賀沼で釣れたっていう喜びがね、こう言わなきゃ気が済まないっていう心境にねwww そしてアングラーが滅茶苦茶多い手賀沼だからか自然と傷ついたのか、口を見た感じスレてるバスですなぁ。
ありがとう手賀沼バス……バス釣りを始めてもうすぐ一年。TOP3には食い込む感動を、本当にありがとうございましたああああああああ!!
下の図のように引いてきたので、恐らくは杭の辺りに居たんでしょうな! 今後の手賀沼での釣りにとても役立つ知識になりましたぜ。
ヒットルアー情報
その後はノリノリで経験を活かすように攻めて行くもノーヒット。流石にここは手賀沼、そう上手くいくわけもないかと諦め帰宅しようとすると、駅と北柏橋の中間地点で見た事のないラーメン屋さんを発見。なんでも去年の12月にオープンしたてらしいのだが、割とそれっぽい(美味そうな気配)お店だったので来店。(Googleの評価も3.9と高め)
ラーメン屋には『左上の法則』と言うのがあって、券売機の左上にあるメニューは店主が自信を持って提供している物だと聞くので【豚骨×煮干しのハーフ中華そば】を頂くことに。800円を支払って席で待つこと5分弱で……。
きたああああああああ!! 思っていた以上に美味そう!!
いざ一口啜ってみると、これがめっちゃ美味い!!
豚骨ベースの濃厚さが口の中でどろっと入り込むと同時に煮干しの風味が口いっぱいに広がって、滅茶苦茶絶妙なハーモニーを奏でる。麺も自家製麺らしくスープとしっかり絡み合って細麺ながら食べ応えがある。
チャーシューもしっかり下味が付いていて、ほろっほろ。
個人的にかなり高評価のお店でした!! しかも店主がすんごい愛想が良くて、気持ちよく来店、退店出来る良い店でした。手賀沼に釣りにくる楽しみがまたひとつ増えてしまったぜ……!
2月21日 晴れ
4日後、手にした感触を再確認したかった。プラスでフィールドの感じをもっと明確に写真に残して起きたかったので一眼レフとアクションカムを持って再び実釣開始!
そろそろベイトセットデビューしたい今日この頃。購入したいのはある程度決まっていて、ロッドはシマノの20ゾディアス。リールは悩んだ結果、タトゥーラSVTWが最優先候補です。
もう手賀沼までロッドを担いで行くのは慣れたもんですw
前回のヒットした仕掛けそのまんまで、相変わらずネチネチと攻めていきます。
北柏橋上流
まずは北柏橋の下あたりをパシャリ。テトラ帯がここらだけ無いんですが、麻袋やらデカい岩などが多くあるのでボトムには要注意。なおバスは見た事がない()
白鳥は川岸でまったりしており、近くを通ると全力で威嚇してきますw
北柏橋から上流に向かうとこういったポイントも存在します。秋頃には小バスを見かける事もあったんですが、あまり溜まるポイントでもない気がします(初心者の予想)
対岸のアシは大抵は浅くなっていますが、深くなっている場所もちらほら見かけましたのでフロッグなどで攻めるのはありでしょう! 実際に秋頃はバザーが大量に居て、そのうちの数人はフロッグで攻めているのを見かけました。
期待はほぼ0%に近い排水溝付近
ボトムの変化が激しく、秋頃はデカバスも見かけたポイントなのでここら辺の底は秋~冬でしっかり確認しておきましょう! 春~夏にかけて岸沿いはほとんどが草に覆われてしまいます。
北柏橋下流
川幅が広くなり、水深が50~1m前後と浅くなるエリア。他のポイントよりもコイとフナの数が多く攻められるポイントが少なくアプローチ方法も限られてくるエリアだが、雷魚の呼吸音がところどころで響いてくるので雷魚狙いの方には熱いかも?
一応足下にあるカバーなどを攻めるもバッと飛び出していくのはフナとコイばかりでした。
サングラスなどをかけていないので確信はもてないんですが、もしかしたらコイの群れの中にバスが混じっている可能性もあるので攻める価値はあるかもしれません。
対岸側から攻めると入れるポイントも少なく、こちら側よりも浅いので倒木などもあるんですがオススメはできません。
北柏ふるさと公園
橋を越えた先から北柏ふるさと公園のエリア。開幕はまともに釣りが出来そうな場所がないですが、進んでいくと川幅が狭くなり両岸から攻められポイントも多い。
だがこの日は地獄だった……。
まずは右岸。水位を示す棒から奥が深くなっているのだが、段差がえげつない。且つ手前側が絶望的に浅いのでひたすらカバーの下を漁っていこうとするも、カバーがある場所全てにフナ釣り師がいるという……
釣り出来ないってレベルじゃねーぞ!!
逆に対岸はもっと進まないとまともに釣りが出来る環境じゃないです。
そしてやってきたデカバスを釣り上げたポイントですが……過去最高レベルでフナ釣り師が大量発生してました。軽く30人は越えており、ほぼ全てのカバー沿いに居たのでまともにキャストが出来ない結果にw
一部、居ない場所を見つけてキャストしてみるも残念賞。前回バスを釣り上げたのが対岸なのですがどちらの方が良いポイントが多いかと聞かれると……対岸でしょうな!
実はこちら側は水位が浅くなっており、カバーの数こそ多いものも対岸よりフナ釣り師の数が多いイメージなんですよね。
ビジターセンター前
かなり有望ポイントとの声も聞く、江戸川から大量の水を流し込んでいるポイント
実際に何度も釣りに来ているがチェイスしてくる魚を見た事があるし実際に他のアングラーが釣り上げているのも見かけたので熱いポイントだとは思うのだが……水量が多く流れも速い。そしてアシ際を打とうとして少しでも流れると確定根掛かりするポイントとして個人的には苦手意識があるのだ。
今日は折角だからその根掛かりの原因を探ることに。
柵の手前は99%ねちょってるので綺麗な靴では来ちゃいけませんよ! 対岸のカバーは何度か攻めているものも反応があった試しはないです。
見かける釣り人は大抵が奥のアシに向かってメタルバイブやフロッグなどを投げ込んでいました。奥のアシは等間隔で手賀沼への流れ込みになっており、そこが地獄の根掛かりポイント!
いざ手前の流れ込みを確認してみると……。
あ……なるほど……。
流れ込みの直前から底が金属ネットになってるわけね。しかも流れが強いからちょっとでも流されたらボトムを転がって引っかかっちゃうって仕掛けな訳だ。
みんなもキャストする際は奥を攻めすぎないように気をつけてね!
まとめ
冬の手賀沼メリット ~プレッシャーの変化~
まず気付いた点としては、秋頃にはあれだけ大量に居たバザーの姿が全くなくなっており2回の実釣で1人見かけただけなのでスレ具合はかなり緩和されている可能性が高いですね!
天気が良いと今回みたいに、冬の釣りを我慢していたフナ釣り師が大量に出てくるのでそうなったら釣りどころではないんですが……それでも連日バザーが10人以上居る夏ごろに比べるとプレッシャーは低くなっているでしょうから、手賀沼でバスを釣るなら冬が熱いのかも!?
手賀沼のベイトについて
以前、根掛かりしたルアーを回収する際に川に入ったのですが、その時岸沿いに大量のエビを見かけた事。見えバスが底面で何か食べる様な動きをした事からメインベイトを『エビ』だと絞って小型のドライブシュリンプで攻めた結果、釣果に繋がりました! その他、タナゴやフナ、コイなどのベイトフィッシュも存在する手賀沼なのでそっち方面のルアーをしようした実釣もしてみたいと思いますが……とりあえずドライブシュリンプで釣れるぞ!!
バスの居着くポイント
まずは攻めた範囲と、見えバスが居た。もしくはバスを釣ったポイントの範囲をご紹介!
北柏駅から歩いてすぐのポイントだと赤い枠に覆われた範囲がメインフィールドになるでしょう。手賀沼は岸沿いを歩いて攻める事が出来ないのでポイントは限られており、駅から遠いフィールドに関してはまだ攻めきれていないのですが『駅から手軽に攻めたい』ならここら辺で間違いないでしょう! ちょっと歩きますが、何度か実釣に行っているビジターセンター前まで足を運んでみるのも有りかも知れませんね。